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【漫画紹介】「翔丸」能條純一・著【おすすめ】

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*一番上の画像は僕所蔵の本です。「翔丸」(能條純一・著/講談社)より引用

「翔丸組に入るんだ」

高校生でありながら国立大学生を凌駕する頭脳を持つ竹田翔丸、彼はカッターナイフで相手を傷つけることで自分に心酔させて、自分の傘下にしていきます。
翔丸と心酔者の「翔丸組」は学園制覇のみならず、ヤクザをも掌握、米軍基地を利用し日本制覇を目論んでいきます。

(あらすじ)

中学生、竹田翔丸はいじめられっ子だった。しかしある日、カッターナイフで自らの頬を傷つけたときから、翔丸の中の「悪」が目覚めた。

翔丸は、彼をいじめていた渡辺に対しカッターナイフで顔を傷つけた。それは「洗礼」であり、傷を付けられた者は翔丸に心酔し服従していった。

翔丸は中学校を首席で卒業する。不良の巣窟である曙高校に入学、智力と「洗礼」により翔丸は2日で曙高校を掌握する。

翔丸と翔丸に心酔する者は「翔丸組」と呼ばれ、日本を掌握していくための活動に臨んでいく。

翔丸がカッターナイフで相手を傷付けることで何故翔丸に心酔するようになるのか、その理由については描かれていません。

ただ翔丸が傷付けることで、相手の心の中に潜むものがが開放され、高揚感のある表情になっていくのが印象的で、まさに「洗礼」を受けて翔丸に心酔していきます。
「洗礼」を受けた者は翔丸の野望ために命を懸けることを惜しみません。

物語は関係者の回想により語られる形になることが多いです。「あの時に翔丸」の様子を外側から見た感じで語られます。主役の翔丸の主観が入らないため、読者は翔丸の一挙手一投足を見て翔丸について考えを巡らしていくことになります。

カリスマに惹かれることに理屈や理由は無いのかもしれませんが、一切の説明無しに翔丸に惹かれていく描写の凄さは、さすが能條純一先生です。

僕は「翔丸」第1話の切り抜きを持っています。

第1話のタイトルページを見ると、翔丸が能條純一先生の代表作「哭きの竜」の竜みたいな顔をしていますね。「悪」の顔をしているので悪いことをするのに違和感無い感じがします。
しかし実際の翔丸は、学生っぽい能面顔なので、いかにもの悪者顔ではありません。この能面顔で淡々と野望を果たしていくのがこの漫画の魅力的なところです。

電子書籍は出ていますので、それで読むことはできます。
僕が持っている全3巻の紙の単行本は、amazonで僅かにあるようです。

・紙単行本(amazonリンク)

「翔丸(1)」

「翔丸(2)」

「翔丸(3)」

・Kindle(amazonリンク)

「翔丸(1)」

「翔丸(まとめ買い)」

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