漫画紹介

【漫画紹介】「宇宙戦艦ヤマト」松本零士・著【おすすめ】

スポンサーリンク

*一番上の画像は僕所蔵の本です。「宇宙戦艦ヤマト」(松本零士・著/秋田書店)より引用

*2023年2月13日に松本零士先生は満85歳で逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の、松本零士先生によるコミカライズ版です。「冒険王」(秋田書店)で毎月連載されていました。

第1巻はアニメパート1のイスカンダルまでの旅が収録されています。

(あらすじ)

西暦2199年、地球人類は滅亡の危機に瀕していた。ガミラスの遊星爆弾により地表は壊滅状態、汚染された地表から逃れるため人類は地下都市を建設をした。

ガミラスの圧倒的科学力の前に地球艦隊は壊滅状態になる。もう地球を防衛する術は無い。人類滅亡まであと1年のカウントダウンが始まった。

だがそんな地球に救いの手が差し伸べられた。地球から14万8000光年離れた惑星「イスカンダル」、女王スターシャからメッセージカプセルが届いた。

「イスカンダル」には放射能除去装置「コスモクリーナーD」があり、地球人類が自ら未来を切り拓くためにはイスカンダルまで取りに来るようにという内容だった。

往復29万6000光年を1年以内に地球へ帰還しないと人類は滅亡する。しかし地球には光速を超える宇宙船を建造する科学力は無い。しかもガミラスからの攻撃は依然として続いている。

スターシャのメッセージカプセルには光速を超えるための「波動エンジン」の設計図があった。人類最後の希望である「宇宙戦艦ヤマト」に波動エンジンを搭載し、イスカンダルまでの旅が始まった。

アニメは26話なので半年間の放映でした。コミカライズ版は月刊連載なので、アニメの内容がダイジェストになっている部分が多いですね。

またアニメではボツになった設定がコミカライズ版で登場したりもしています(キャプテンハーロックとか)。

それでも「宇宙戦艦ヤマト」は松本零士先生のカラーが強く出ていて、またそれがマッチしているので素晴らしいですね。

これ以上考えられないくらい完成度が高いです。「宇宙戦艦ヤマト2199」としてリメイクされても、絵が現代的になっても、基本である松本零士テイストは、いじることが出来ないですからね(2199も僕は好きです)。

松本零士先生も相当力を入れて描かれたようですね。前回紹介した「惑星ロボ ダンガードA」とは熱量が違いますW。

目次

【お宝漫画】「惑星ロボ ダンガードA」松本零士・著【おすすめ】

*一番上の画像は僕所蔵の本です。「惑星ロボ ダンガードA」(松本零士・著/秋田書店)より引用 *2023年2月13日に松本零士先生は満85歳で逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 「惑星 ...

続きを見る

また単行本の装丁が良いんですよ。僕はこの秋田書店の「サンデーコミックス」の装丁が昔から大好きです。

表紙の黒い縁取りがカラー表紙イラストを引き締めて重量感を出します。また僕の印象ですが、重い紙が使われている感じがします。しかも背表紙とカバーがキッチリ四角くなっているので、本自体に重量感があります。
「サンデーコミックス」は手塚治虫先生の「どろろ」や、石ノ森章太郎先生の「サイボーグ009」もそうですね。惚れ惚れするような装丁です。

第2巻は「PART2」になっていて内容は「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」または「宇宙戦艦ヤマト2」のコミカライズになっています。

しかし「PART2」は内容が途中で終わっています。ヤマトが第11番惑星で空間騎兵隊の斎藤を救出し、これからテレザート星に向かうところで終わっています。尻切れトンボなのが残念です。

「PART2」は「サンデーコミックス」の他に「冒険王」の増刊が出ています。しかも「オールカラー総集編」です。

大きさはA4サイズです。隣の「サンデーコミックス」と比べると分かりますが、相当大きいです。
しかもこの表紙のヤマトを描かれたのは、板橋しゅうほう先生です(代表作「アイ・シティ」「凱羅」など)。板橋しゅうほう先生の手にかかるとヤマトも独特のコンクリート質感っぽくなりますね。
この本は冒頭4ページが4色カラーです。いやぁ惚れ惚れしますよ。

その後は2色カラーで最後まで続きます。
昔の漫画雑誌はよく2色カラーもありましたが、今では見かけることが無くなったので知らない人も多いかと思います。
赤と黒の色を使うカラーページのことです。

この2色ページ、見開きで「松本ゲージ」のオンパレードです。本が大きいので迫力ありますよ。

第3巻で「PART2」は終わり、そのあとに読切の「永遠のジュラ編」がヤマト外伝として収録されています。

ジュラはデスラー総統の娘です。ジュラの母と娘は人間の思考を読み取り、また幻覚映像を送れるという特殊能力を持つため、デスラー総統によって辺境の惑星に追いやられます。
ヤマトの乗組員も幻覚に悩まされます。

「宇宙戦艦ヤマト2199」ではこの設定を活かし、ガミラス側に思考を読み取り幻覚を送る特殊能力を持った種族が登場しています。

僕はこの「宇宙戦艦ヤマト」の単行本表紙を見るだけでワクワクしてきます。単行本を買った当時はビデオが無かったので、単行本を何度も読み返していました。

「宇宙戦艦ヤマト」って考えてみるとスゴイ話ですよね。
「未だ光速を超えたことが無い地球人類が、光の速さでも片道14万8000年かかるイスカンダルまで行って放射能除去装置を取りに行って、1年以内に地球へ戻らないと人類滅亡」って話ですからね。
壮大なムチャ振りSFですよw。でもこの大きなスケール感がたまらないんですよね。

こういう荒唐無稽さが漫画やアニメ、SFの本来の楽しさだと僕は思います。

Kindle漫画を読むなら、読み放題がお得です!
200万冊以上の読み放題KindleUnlimitedが
初登録で30日間無料!

現在、最初の3ヶ月99円プランも実施中!(2024/1/7 23:59まで)
2940円→99円!
詳しくは、こちらから↓

 

松本零士先生の他の作品↓

【お宝漫画】「惑星ロボ ダンガードA」松本零士・著【おすすめ】

*一番上の画像は僕所蔵の本です。「惑星ロボ ダンガードA」(松本零士・著/秋田書店)より引用 *2023年2月13日に松本零士先生は満85歳で逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 「惑星 ...

続きを見る

僕の本棚には、僕の趣味で保管しておいた漫画が、期せずして「お宝」になってしまったものが数多くあります。
「お宝」といってもプレミアが付いて値段が高騰しているものという意味ではありません。
存在そのものが希少となり、現在、紙媒体として入手困難なものを僕の中で「お宝」と定義しています。
「お宝」とまではいかないものの、一風変わったレア度の高いものは、「漫画紹介」のカテゴリに入れています。

このブログではそんな「お宝漫画」などを紹介していきます。

関連記事

【漫画紹介】「2001夜物語」星野之宣・著【おすすめ】

*一番上の画像は僕所蔵の本です。「2001夜物語」(星野之宣・著/双葉社)より引用 言わずと知れた星野之宣先生の名作です。「2001夜物語」のタイトル自体、「アラビアンナイト 千夜一夜物語」にかけてい ...

続きを見る

【お宝漫画】「バトルブルー」星野之宣・著【おすすめ】

*一番上の画像は僕所蔵の本です。「バトルブルー」(星野之宣・著/集英社)より引用 「バトルブルー」は星野之宣先生の名作「ブルーシティ」の続編で、1984年に週刊ヤングジャンプで3回連続掲載されました。 ...

続きを見る

スポンサーリンク

-漫画紹介

PAGE TOP

Copyright© 漫画棚ブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.